2024年5月15日、Appleから新型の iPad Air 及び iPad Pro が発売されました。
僕は、M4 iPad Proの11インチモデルを購入したので、今回はそちらのレビューとして本体の仕様や特徴、使用感などについてお話ししていこうと思います!
M4 iPad Pro 11インチ 仕様・特徴
以下は、本体の仕様と特徴をまとめたものになります!
仕様
画面サイズ | 11インチ |
---|---|
本体サイズ | 高さ:249.7mm、幅:177.5mm、厚さ:5.3mm |
本体重量 | 444g(446g) ※括弧()内はWi-Fi+Cellularモデル |
ディスプレイ | Ultra Retina XDRディスプレイ(有機ELディスプレイ) |
内臓チップ | M4チップ |
認証方式 | Face ID |
容量 | 256GB/512GB/1TB/2TB |
バッテリー | 最大10時間 |
コネクタ | Thunderbolt/USB4対応のUSB-Cコネクタ |
対応Apple Pencil | Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C) |
対応純正キーボード | iPad Pro(M4)用 Magic Keyboard |
旧モデルに比べ大きく変わったのは搭載チップとディスプレイですね。
特徴① 新登場のM4チップ搭載
新型iPad ProはApple製品の中で初のM4チップ搭載デバイスとなりました!
M4チップは旧チップに比べ基本的な処理性能が上がっていることは勿論ですが、特にAI機能の面で非常にパワフルな働きをするプロセッサです。
具体的には、高度な画像や動画の編集においてAIを用いた処理がかなり速くなるようですが、実際にこのような使い方をする人はユーザーの中でもごく一部となるでしょう。
とは言えAIは今も現在進行形で進化し続けているので、我々一般ユーザーでも有効的に使えるような機能が近いうちに搭載されるかもしれません。
特徴② OLED(有機EL)ディスプレイ搭載
今回、ProモデルにのみOLED(有機EL)ディスプレイが搭載されました。
Ultra Retina XDRディスプレイと言い、タンデムOLEDテクノロジーという技術が用いられています。
難しい言葉がズラズラ並んでいますが、要約すると画面がより綺麗に、より色鮮やかになったということです!
また輝度は最大で1600ニトとかなり明るいので、屋外でも画面が見えづらいということはなさそうです。
特徴③ 新しいiPadアクセサリ
今回のiPad最新モデルは同時に発表されたM4 iPad Pro用 Magic KeyboardとApple Pencil Proに対応しています。
今回発表されたMagic KeyboardはProモデルのみの対応となりますが、Apple Pencil ProはAirモデルにも対応しています。
どちらも長い間アップデートされていなかったので、ファンにとっては嬉しい進化でしたね!
変わった部分については下のレビューで簡単に触れていきます。
M4 iPad Pro 11インチ レビュー
次に、外観・良かった点・気になった点に分けて実機をレビューしていきます!
外観/デザイン
本体のフォルムに関しては特に大きな変化は見られませんが、とにかく画面が美しいですね。
(撮影ボックスのライトが映り込んでしまっています)
本体裏側になります。
僕は今回スペースブラックを購入したのですが、個人的にはかなり好きな色味です。
左側は2020年モデルのiPad Proで右側が今回のM4 iPad Proになります。
今回のProモデルはカメラ部分も本体のカラーに合わせたものになり、カメラは2つから1つになりました。
僕自身はあまりiPadで写真を撮ることはないのでカメラは1つでもそこまで気にはならないのですが、プロというのであれば2つのままでも良かったのではないかとも思いました。
本体は少しだけ薄くなりましたが、旧モデルの時点ですでにかなり薄かったので、大きく変わった部分とは言えないかもしれません。
僕は購入していませんが13インチの方は11インチに比べかなり薄くなっているので、変化を感じやすいのは13インチモデルだと思います。
M4 iPad Pro用のMagic Keyboardを装着した画像です。
キーボードにファンクションキーが追加されたことに加え、トラックパッドも少し大きくなったので、以前のものに比べるとiPad本体が若干奥に配置されるようになりました。
付属の充電アダプタは20W USB-Cで、ケーブルはiPadのカラーをスペースブラックにすると、画像のような黒いものになります。
個人的には白と黒だと統一感がないので、いつも通りケーブルも白で良かったかなと思います。
良かった点/メリット
OLED(有機EL)の画面が綺麗すぎる
これまでの液晶ディスプレイからの買い替えであれば、まず間違いなく違いを実感することができます。
特に凄いのはコントラスト比の向上で、下↓の画像を見てもらうと分かる通り、黒色の部分がより濃く映し出されるようになりました。
この画面の美しさは画像越しだとなかなか伝わりにくいものなので、是非店頭の実機を見てもらいたいと思います。
M4チップの高いパフォーマンス
最新のM4チップ搭載により高画質動画の編集のような負荷の大きい作業はこれまで以上に快適になりました。
特にM4チップの高性能を活かすAIを活用した機能などは今後も進化を続けるでしょうから楽しみもあります。
その反面、現時点ではやはりこの高過ぎる性能を活かせるユーザーは多くないのも事実です。
チップ性能で言えばM1チップでも十分なので、購入する際の基準にする必要は全くもってないと思います。
Apple Pencil Proの新機能が面白い
今回新登場のApple Pencil Proにはスクイーズとバレルロールという2つの新機能が搭載されています。
スクイーズ機能はペンを握ることでペン先ツールや色の変更などを行うためのパレットをペンの近くに表示させることができる機能です。
これが使ってみると地味に便利で個人的には嬉しい進化でした!
そしてもう一つのバレルロール機能はペンを回転させることでマーカーや万年筆などのペンの太さを調整することができる機能です。
この機能はスクイーズ機能に比べるとそこまで頻繁に使用することはなさそうなのですが、iPadで絵を描くような人にとってはかなり面白い機能だと思います!
現時点でApple Pencil Proに対応しているのは、M2 iPad AirとM4 iPad Proだけなので購入する際には注意が必要です。
M4 iPad Pro用 Magic Keyboardの見た目が最高
Magic Keyboardの進化した点は以下になります。
- 輝度や音量調整キーを含んだファンクションキーの追加
- トラックパッドが少し大きくなり、更に感圧タッチ式に
- 若干の薄型・軽量化
- 表(キーボード)側の材質がアルミニウムになり高級感UP
順当に進化してくれたという感じですが、個人的には見た目の変化が一番大きく感じます。
特にアルミ素材になった部分はこれまでのものに比べかなりカッコいい見た目になりました。
価格は49,800円と異常ですが、満足感は十分に得られる仕上がりになっていると思います。
気になった点/デメリット
価格が高い
11インチモデルが168,800円からです。本当に高過ぎます。
円安でなければ一体いくらで買うことができたのかと考えると悲しくなりますね。
現状、価格が高いという理由だけで一般の方には全くオススメできない機種になってしまっているので、せめて1ドル120円くらいには落ち着いて欲しいものです。
相当なこだわりがない限り、現状はAirモデルがオススメです。
重量と薄さは旧モデルとあまり変わらない
一応厚さは0.6mm薄くなり、重量は22g軽くなっていますが、体感ではそこまで大きい変化ではありませんでした。
もちろん薄型化・軽量化は良いことなので気になった点として書くかは少し迷ったのですが、13インチモデルの方は重量と薄さが旧モデルに比べ大幅に変わっており、11インチモデルももう少し頑張って欲しかったなというのが個人的な感想です。
M4 iPad Pro 11インチ レビューまとめ
以上のことを踏まえて、本製品をオススメできる人とオススメできない人は以下のようになります↓
⚪︎ M4 iPad Proを仕事用に使う人
⚪︎ 綺麗な画面に17万円払える一般ユーザー
⚪︎ Proモデルにこだわりたい人 or ガジェオタ
× ほとんどの一般ユーザー
× Proモデルにこだわりがない人
× 初めてiPadを購入する人
買っておいてなんですが、やはりほとんどの方にはProモデルではなくAirモデルの購入をオススメします。
ソフトウェア面でのアップデート等あれば、別で記事にしたいと思います。
ここまで見てくださりありがとうございました。