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MacBook Pro(M3)レビュー|どんな人が買うべき?

この記事で分かること

・M3 MacBook Pro の仕様・特徴

・M3 MacBook Pro の良い所・悪い所

近年、Mチップの登場により MacBookは Air モデルでも多くの人にとって十分な性能を持つようになったので、一般的な用途ではオーバースペックな MacBook Pro を選ぶ理由はほとんど無くなってしまいました。

それでも性能はそこまで必要ないけど Proモデルの筐体を使いたいという人も一部いるのではないでしょうか。

そんな性能と共に価格も抑えつつ、Proの筐体を使うことができるのが今回レビューするM3チップ搭載のMacBook Proです!

こんな人にオススメ!

・MacBookのProモデルをなるべく価格を抑えて使いたい人

・M3チップ以上(M3 Pro、M3 Maxチップ)の性能は必要ない人

かく言う僕も最近までは M3チップ搭載のMacBook Air を使用していたのですが、どうしてもProモデルを使ってみたい気持ちを抑えられず、今回Airモデルを売却して M3 MacBook Pro を購入しました。

よって本記事では、購入から約1ヶ月経過した M3チップ搭載 MacBook Proの使用感についてレビューしていこうと思います。

目次

M3 MacBook Pro について

出典:Apple

(2024年6月20日時点)現行のMacBook Proは大きく分けて、M3・M3 Pro・M3 Maxチップがそれぞれ搭載された3つのモデルに分けられています。

チップ性能としては下位となるM3チップは現行のAirモデルにも採用されているので、M3 MacBook Air は筐体の違いでM3 MacBook Proとの比較対象になります。

僕が今回購入したのは M3チップ搭載の14インチ MacBook Pro カラーはスペースグレイで、詳しい仕様(スペック)は以下になります。

仕様

モデル14インチ MacBook Pro
チップ8コアCPU、10コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M3チップ
カラースペースグレイ
メモリ8GBユニファイドメモリ
ストレージ512GB SSDストレージ
ディスプレイLiquid Retina XDR ディスプレイ
ポート種類Type-C ×2、Magsafe、HDMI、SD、ヘッドホンジャック

メモリを8GBにした理由

カスタマイズ可能な部分として、メモリを倍の16GBにするかは少し迷いましたが、僕の主な使用用途であるブログ執筆と軽い画像編集であれば8GBでも問題ないと判断しました。

ちなみに今回のモデルはまだ使い始めて1ヶ月程度ですが、今のところは大きく熱を持ったり、ファンが回ったりなどはしていません。

今後も使用を続けて8GBでは物足りないと分かれば、それはそれで1つ学びになったと前向きに捉えます。

もし予算的に余裕があって、ある程度負荷のかかる作業をする予定なのであれば、メモリは迷わずカスタマイズして良い部分だと思います。

特徴① 内蔵チップはAirモデルと同じM3チップ

出典:Apple

先に述べたように今回購入したモデルに搭載されているチップはAirモデルと同じM3チップになるので、M3 MacBook ProとM3 MacBook Airには実質的に性能面の差がほとんど無いということになります。

これは僕のようにチップ性能は重視しないという人にとっては価格が抑えられる分メリットでしかないのですが、それ以上の性能が必要な人は上位のM3 ProやM3 Maxチップ搭載モデルを購入しましょう。

ただやはりほとんどの人にとっては下位のM3チップでも十分な性能なので、基本的には上位モデルを購入する必要はないかと思います。

特徴② 筐体は他のProモデルとほとんど同じ

出典:Apple

M3シリーズのProモデル間には筐体としての違いはほとんどありませんが、一応細かい違いはあるので紹介しておきます。

上位モデルにはType-Cポートが1つ多い

出典:Apple

まず1つ目の違いは、M3 ProとM3 Max搭載の上位モデルにのみType-Cポートが本体右側にも1つあるということです。

一見大した違いには見えないのですが、充電は本体右側からしたい場面も意外と多く、地味ではありますが1つ差別化されている部分だと言えます。

りく

個人的にはそこまで気にはなっていませんが、もし下位モデルにもあったのであれば少し嬉しかったかもしれません。

上位モデルのみスペースブラックカラーを選べる

出典:Apple

M3シリーズのMacBook Proで初登場した新色スペースブラックはM3 Pro以上の上位モデルでのみ選択可能です。

スペースブラックは若干指紋が目立ちやすいようですが、色味は最高にカッコいいので下位のM3モデルでも選べるようにして欲しかったです。

りく

正直この色が良すぎて、最初は上位モデルを買おうとしてました。

特徴③ Proモデルの筐体を最も安く購入できる

スクロールできます
M3M3 ProM3 Max
248,800円〜328,800円〜538,800円〜

各モデルの価格を見ると、モデル間にはかなり大きな価格差があることがわかると思います。

筐体にほとんど違いがない以上、これらの価格差はシンプルに性能の差であると言えるので、単純ではありますが性能を抑えることで価格も抑えられるということになります。

とは言え、下位のM3モデルでも約25万円からと決して安い買い物ではないですよね。

そこで僕個人的には、じゃんぱらイオシスなどの中古販売サイトでの購入をオススメします!

中古品の状態はサイト上で確認できますし、何より未使用品もかなり安く売っていることがあるのが大きいです。

ちなみに僕が今回 M3 MacBook Proを購入したのもじゃんぱらで、未使用品を19万円弱で手に入れることができました!

りく

Apple公式で買うよりも約6万円安く買うことができました!

M3 MacBook Pro レビュー

ここからは外観・良かった点・気になった点に分けて実機をレビューしていきます。

外観/デザイン

先ほどカラーはスペースブラックが良かったと言いましたが、スペースグレイも結局カッコいいです。

 

全体の見た目としてはこんな感じです。

写真だと伝わりにくいですが、とにかくRetina XDRのディスプレイが綺麗です。

 

ポート部分の外観写真になります。

AirモデルにはないSDカードスロットとHDMIポートが本体右側に付いています。

 

本体の厚みは1.55cmとかなり分厚いです。

Proモデルには冷却用のファンが入っているので仕方ありませんが、Airモデルを使っていた人からするとかなり大きな差を感じる部分だと思います。

良かった点/メリット

良かった点/メリット

・美しいディスプレイと120Hzのリフレッシュレート

・Proモデルのみ搭載のSDカードスロットとHDMIのポートが便利

・ブログ執筆や軽い画像編集程度であれば8GBメモリでも十分

美しいディスプレイと120Hzのリフレッシュレート

AirモデルのLiquid Retina ディスプレイももちろん綺麗ですが、ProモデルのLiquid Retina XDR ディスプレイはそれ以上に綺麗です。

また画面を動かすときの滑らかさなどに影響してくるリフレッシュレートはAirモデルの2倍の120Hzであり、これが一度体験するともう戻りたくありません。

りく

僕が今回、AirからProに買い替えたのも上記2つの理由が大きいです。

Proモデルのみ搭載のSDカードスロットとHDMIのポートが便利

これは普段からSDカードやHDMIを使用する人にしか利点はありませんが、やはりポートの種類は多いに越したことはないですね。

僕はガジェットの写真を一眼カメラで撮影するので、特にSDカードを接続する際にハブをかます必要がなくなったのは大きかったです。

HDMIポートに関しては現状特に使用用途はありませんが、まぁあって困りはしないかなという感じですね。

ブログ執筆や軽い画像編集程度であれば8GBメモリでも十分

これは僕の個人的な感想になりますが、おそらくほとんどの方は8GBメモリで問題ないのではないでしょうか。

ご存知の方も多いでしょうが、Appleの開発したMチップは様々な処理の高効率化を可能としており、単にメモリ8GBと言っても実際にはそれ以上の処理性能を持っています。

もちろん常日頃から動画編集などの負荷の大きい作業をされる方であれば16GB以上のメモリにしておくのが望ましいと思いますが、例えば大学のレポートを作成したり、簡単な副業にチャレンジしてみたいという程度であれば、僕はメモリ8GBでも十分だと感じています。

りく

しかし、ブログ執筆レベルの軽作業のためにMacBook Proを購入するような人がどれだけいるのかという話ではあります笑

気になる点/デメリット

気になる点/デメリット

・上位モデルとの差別化ポイントは仕方がないがちょっと悔しい

・Airモデルとは比べ物にならないくらい本体が重い

上位モデルとの差別化ポイントは仕方がないがちょっと悔しい

Type-Cポートの数について言っているのではありません。

下位モデルでもスペースブラックが選べたら本当に良かったのにという悔しさです。
まぁこればっかりは商売なので文句言っても仕方がないですね。。

Airモデルとは比べ物にならないくらい本体が重い

スクロールできます
13インチ M3 MacBook Air14インチ M3 MacBook Pro
1.24kg1.55kg

本体サイズの違いもあるので単純には比較できませんが、約300gの重量差は実際にかなり感じます。

特にMacBookをリュックに入れて移動する際に、以前は気になっていなかったはずの重さがそこにはあり、少し萎えます。

やはりAirモデルの高性能で軽量である点は魅力的で、一つMacBookのモデルを選ぶ際の基準になるなと改めて感じました。

歩いて持ち運びをする人は覚悟を決めて購入しましょう!

M3 MacBook Pro レビューまとめ

・Proモデルにのみ搭載のより美しいディスプレイと豊富なポートを最も安価に手に入れられるモデル

・上位モデルとも若干の差別化ポイントがあるので気になる人は要チェック

・重量はかなりあるので持ち運びには覚悟が必要

以上のことを踏まえて、本製品をオススメできる人とオススメできない人は以下のようになります↓

オススメできる人

⚪︎ 可能な限り安くProモデルの筐体を使いたい人

⚪︎ M3Proチップ以上の性能は必要ない人

オススメできない人

× Airモデルでも全く不満がない人

× 1.5kg越えのノートPCを受け入れられない人

今回は M3 MacBook Proについて実機レビューしていきました。

Airモデルよりも価格は高くなってしまう分、それに見合った恩恵を受けることができる非常に良いモデルだと思うので、気になった方は是非購入を検討してみてください!

最後まで見てくださりありがとうございました。

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